再びGIS奮闘記(標高データから日射量推定)

ArcMapで、標高データから日射量を推定する
1. 国土地理院数値地図?mメッシュ(標高)を購入する。
2. 数値地図をArcCatalogでshpファイルへと変換する。
 ツール>カスタマイズ>国内データ変換ツール
国内データ変換ツールのウィンドウが表示されたら、数値地図データ変換ツールを選択。数値地図?mメッシュ(標高)を選択し、数値地図の入っているフォルダを指定して、変換するデータを追加して、変換する。
3. このままだと座標系が経緯度座標なので、100mメッシュなどにしたい場合は、投影座標に変換する。
 データ管理ツール>投影変換と座標変換>フィーチャ>投影変換
4. 新しく座標変換した標高のshpファイルをArcMapで開く。
5. ポイントデータなので、ラスタデータへ変換する。
 変換ツール>ラスタへ変換>ポイント→ラスタ
ここで、セルサイズをmで指定したい場合は、3.で座標系を投影座標にしておかなくてはならない。ラスタ変換でセルサイズが初期状態で小数点になっている場合は、座標系が経緯度座標のまま。整数の場合は投影座標になっている。
6. ArcMapのArcToolboxのSpatial Analystツールが使えるか、確認する。ArcGIS Desktopエクステンションを購入しているか、確認。
7. ArcMapでSpatial Analystが使えるようにする。
 ツール>エクステンション>Spatial Analystにチェックを入れる。
8. 日射量を推定する際に、ある特定の領域を指定したい場合は、その部分を抽出する。抽出したい領域のラスタがあれば、「マスクで抽出」で抽出できる。
 Spatial Analystツール>抽出>マスクで抽出
市や県といった領域で抽出したい場合は、政府統計の総合窓口GISデータがマスクとして使えて便利。
9. Spatial Analystツールで日射量を推定する。
 Spatial Analystツール>日射量解析>エリアから日射量を抽出
これで、日射量のshpファイルの出来上がり。今回も長い道のりでした…。日射量のshpファイルを100mメッシュデータのtxtファイルにしたいような場合は、9/13の「今度こそGIS奮闘記」の7.からを参照してください。