ArcGISで環境データのshapeファイルをMaxentで読める形に整える

Maxentで分布推定をする際の備忘録です。
1. ArcCatalogで環境データののshapeファイルの座標系を確認する。座業系がない場合は、ここで指定。使用する環境データはだいたいがJGD2000なので、JGD2000じゃないものは、座標変換でJGD2000に合わせる。
 データ管理ツール>投影変換と座標変換>フィーチャー>投影変換
2. ArcMapで座標を合わせた環境データを開く。属性テーブルを開いて、データの種類を確認。だいたいのデータがポリゴンなので、ラスタに変換する。
 変換ツール>ラスタへ変換>ポリゴン→ラスタ
3. ラスタに変換する際、どの値を使ってラスタデータを作るのか、注意が必要。気象データなどは、一つのポリゴンに複数の値が入っているが、ラスタデータを作成する際は、そのうちの一つの値しか選択できない。複数のデータを使用したい場合は、その値ごとにラスタデータを作成する。
セルサイズは100mにしたければ、0.001に指定(111mほどになる)。
4. 作成したラスタデータのうち、推定したい範囲だけを抜き出す。市町村などのshapeファイルを探してきて、それを範囲(マスク)として使用し、抽出する。
 Spatial Analystツール>抽出>マスクで抽出
5. 最初に一つのラスタデータをマスクで抽出したら、その他のラスタデータは、「マスクで抽出」の環境設定を開き、座標系・セルサイズ・範囲をすべて最初にマスクで抽出したラスタデータを選択して、データを揃える。ここで揃えないと、Maxentで座標が合っていないとかサイズが合っていないとか、怒られることになる。
6. 抽出できたラスタデータをASCIIデータに変換する。
 変換ツール>ラスタから変換>ラスタ→ASCII
 ここで、バグがあるのか、ファイルの出力をTXTに指定するとASCになったりするので、注意が必要。
以上です。