研究のスケール

大きな絵を描ける人に憧れます。
8/2-5に開かれた進化学会に参加してきました。毎年「日本進化学会賞」の受賞講演を楽しみにしているのですが、今年は東京大学の西田先生が受賞され、素晴らしい講演を聞くことができました。
魚類の分子系統解析のお話で、私は正直、系統解析にはあまり興味がありませんでした。しかし、3つの別々の科にされていた深海魚が、実は「幼魚」と「オス」と「メス」であったことがわかった話で、がっちりハートを掴まれてしまいました。そして、最後に「魚類すべての種の系統樹を書く」計画を聞いた時は、感動してしまいました。
研究のスケールが大きいと、その分野にうとい私でも、わくわくします。最終日のワークショップでも、研究のスケールの大きい講演を聞くことができて、とても楽しめました。私も、今は力不足で大風呂敷になったとしても、研究のスケールを広げる努力をしなくては…。